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山田康治 研究所教授が平成29年度「吉野彰研究助成対象者」に選定!

2018-03-21ホットニュース

山田康治 研究所教授が平成29年度「吉野彰研究助成対象者」に選定され,日本化学会第98年会において助成金目録が授与されました。

関連URL:http://www.chemistry.or.jp/news/information/29-8.html

本研究助成は,「エネルギー、環境、資源」の分野で将来の大きな技術革新につながるシーズ創出を目指した研究に対して研究費が助成されるものです。

本当におめでとうございました。
今後,益々研究が発展されることを期待しています。

《研究者情報》
氏  名:山田 康治(やまだ こうじ)氏
所  属:日本大学 生産工学部応用分子化学科/研究所教授
研究題目:アンチペロブスカイト型リチウムイオン伝導体Li3-n(OHn)Xの伝導機構と全固体電池への応用

(※山田先生とともに研究をされている山根先生に本研究助成と研究内容について簡単に紹介してもらいました。)

吉野 彰氏は「リチウムイオン電池の生みの親」といわれており,近年ノーベル賞候補にも挙がっています。現在の電池は,その構成材料の一つであるLiイオンが動く材料に有機電解液を用いているため,発火の危険性や性能低下が問題となっています。このような問題を解決するとともに,さらに大容量・高性能化を実現する手法として,電解液を無機固体に置き換えることが考えられています。

今回,山田先生の研究助成テーマは,より安価で扱いやすい原料から電池に適した固体イオン伝導材料(無機固体電解質)を開発するというものです。固体の中でLiイオンの伝導性を高めるためには,それに適した結晶構造が極めて重要であり,今後はそのような結晶構造の探究を中心に研究が進められてゆく計画です。

(文責:岡田,記事原文:山根)