佐藤 敏幸さとう としゆき
准教授 博士(工学)
メールアドレス | satou.toshiyuki メールの送信時にはネームの後ろに@nihon-u.ac.jpを追記してください。 |
---|---|
居室 | 29号館405号室 研究室紹介 |
専門分野 | 化学工学 |
担当科目 | 化学動力学,化学熱力学,化学工学Ⅰ,化学工学Ⅱ,応用分子化学実験Ⅱ,応用分子化学演習Ⅱ |
生年月日 | 1979年1月19日 |
趣味 | サッカー,フットサル |
経歴 |
|
研究テーマ・概要
研究概要
高温高圧下における水の特性を最大限に引き出すことが可能な流通式水熱合成法をより汎用的な材料創生プロセスならびに新規基盤技術として構築していくための鍵は,高温高圧水を用いた反応・晶析場の定量的な理解とそれに基づく反応場の制御手法の確立にあります。そこで,高温高圧水の特性を最大限に引き出すためにマイクロ空間を利用して原料溶液の急速昇温・急速冷却を可能とする混合デバイスを開発し,有機・無機を問わず種々の材料合成を効率的かつ高純度で可能とする環境調和型の連続合成技術を提供することを目的として研究を進めています。
主要研究テーマ
- 高温高圧水中における機能性金属酸化物ナノ粒子の合成に関する研究
- マイクロ空間を利用した混合デバイスの開発に関する研究
- 省エネルギー型分離プロセスへの適用を目的とした定圧気液平衡測定に関する研究
研究論文
- Hydrothermal Synthesis of CuAlO2 with the Delafossite Structure in Supercritical Water, T. Sato, K. Sue, H. Tsumatori, M. Suzuki, S, Tanaka, A. Kawai-Nakamura, K. Saitoh, K. Aida, T. Hiaki, The Journal of Supercritical Fluids, Volume 46, Issue 2, 173-177, 2008.
- Rapid and continuous hydrothermal synthesis of metal and metal oxide nanoparticles with a microtube-reactor at 523 K and 30 MPa, A. Kawai-Nakamura, T. Sato, K. Sue, S. Tanaka, K. Saitoh, K. Aida, T. Hiaki, Materials Letters, Volume 62, No.19, 3471-3473, 2008.
- Effect of pH on Hydrothermal Synthesis of γ-Al2O3 Nanoparticles at 673 K, T. Sato, K. Sue, Y. Akiyama, K. Shibata, S. Kawasaki, S. Tanaka, K. Saitoh, A. Kawai-Nakamura, K. Aida, T. Hiaki, Chemistry Letters, Volume 37, No.3, 242-243, 2008.
- Rapid and Continuous Production of Ferrite Nanoparticles by Hydrothermal Synthesis at 673 K and 30 MPa, T. Sato, K. Sue, W. Suzuki, M. Suzuki, K. Matsui, Y. Hakuta, H. Hayashi, K. Arai, S. Kawasaki, A. Kawai-Nakamura, T. Hiaki, Industrial and Engineering Chemistry Research, Volume 47, No.6, 1855-1860, 2008.
著書
- 超臨界水中におけるフェライトナノ粒子の連続反応晶析, 分離技術会会誌,第38巻5号,46-52,2008.
所属学会及び学外での活動
所属学会
化学工学会,分離技術会
研究室紹介
日秋・佐藤研究室(グリーンプロセス工学)
教授 日秋 俊彦 | |
---|---|
メールアドレス | hiaki.toshihiko メールの送信時にはネームの後ろに@nihon-u.ac.jpを追記してください。 |
専任講師 佐藤 敏幸 | |
メールアドレス | satou.toshiyuki メールの送信時にはネームの後ろに@nihon-u.ac.jpを追記してください。 |
グリーンケミストリーの概念に基づいた,安全で地球環境に調和した化学物質の合成と化学プロセスの開発
持続可能な社会の構築と,人類の幸福を研究の目的として,「反応」と「分離」を柱としたテーマで研究を進めています。反応では,水,アルコール,二酸化炭素など環境に調和した物質を溶媒として,広い範囲の温度・圧力条件で最適化された反応場を作り,高い機能をもつ有機化合物,無機化合物の合成を行っています。また,生物代謝を利用した燃料生産にも挑戦しています。分離では,蒸留,晶析,吸着操作の効率化と省エネルギー化に向けた基礎および応用研究を行っています。
主要研究テーマ
- 環境調和型分離プロセスの開発を目的とした物性測定
- 高温高圧水中での有機合成
- 高温高圧水中での無機ナノ粒子合成
- プラズマを利用した反応プロセスの開発
- 有機リンカーで架橋された多孔性材料MOFによる有機合成
- MOFの吸着材への応用
- 固体触媒を用いた有機合成
- ファインバブルを反応場とした晶析
- 微細藻類による生物代謝を利用した燃料生産