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教員プロフィール Profile

野口 桂子のぐち けいこ

助手

野口 桂子助手 写真
メールアドレス noguchi.keiko24
メールの送信時にはネームの後ろに@nihon-u.ac.jpを追記してください。
居室 29号館504号室  研究室紹介
専門分野 有機合成化学、有機錯体化学、超分子化学
担当科目  
生年月日 1984年9月9日
出身地 神奈川県
趣味 水族館巡り、音楽ライブや舞台観劇
おすすめの本 『量子力学が明らかにする存在、意志、生命の意味』山田廣成著
『豊饒の海(特に第2巻 奔馬)』三島由紀夫著
『ゆめくい小人』ミヒャエル・エンデ著
経歴
2008年3月
日本大学生産工学部応用分子化学科卒業
2010年3月
日本大学生産工学研究科応用分子化学専攻修了 修士(工学)

研究テーマ・概要

<超分子化学を用いた機能性材料の開発>

超分子化合物とは、複数の分子が水素結合や疎水性相互作用といった弱い分子間相互作用により会合し、高秩序の分子集合体を形成することで新しい機能を発現するもので、この学問分野を超分子化学と呼んでいます。分子設計された小さな分子同士が相互作用し、規則正しく集合したり、並んだりすることで複雑な機能が発現可能となります。分子や会合条件を変化させることで様々な超分子体や新たな機能が創出できることから、発光性材料、電子材料、触媒、生体利用などその応用例は様々です。清水研究室ではこの超分子化学の考え方を基本に、目的の化合物を有機合成し、自己組織化させることで新たな機能を発現する超分子化合物の開発を行っています。さらには金属と配位結合させることで磁性を発現させ、2次元、3次元へと化合物を次元展開することで新規機能性磁性体材料としての応用を目指しています。

研究室紹介

自分で設計した化合物で世界に羽ばたきませんか?

近年、技術革新により高い機能を有する有機材料が求められており、多孔性構造体と呼ばれるものが注目されています。多孔性構造体はジャングルジムのような構造をしており、構造を形成する分子や金属の組み合わせにより、細孔サイズ、形状、性質を望むままに設計・変換でき、複合機能を有するナノ空間の実現も可能になります。この特徴を活かして分子センサー、ガスの貯蔵、触媒、電子材料など様々な分野で応用が期待されています。私が所属する清水研究室では、ビスピロガロールアレーンという化合物に着目しました。ビスピロガロールアレーンは金属と配位結合させることで分子カプセルを形成し、さらにそれをシート状の2次元、キューブ状の3次元へと次元展開していくことで磁性を有する多孔性構造体へと応用させることが期待できます。このため本研究室では色々な有機反応を駆使し、ビスピロガロールアレーンの創出を目的に合成を行っています。

研究内容の写真

主要研究テーマ

  • 新規包接化合物ビスピロガロールアレーンの合成とその磁性超分子体の創出
  • 連結ポリメチレン鎖の異なるビスピロガロールアレーンの合成
  • ビスピロガロールアレーンおよびfeet-to-feet連結鎖本数の異なる類似体合成の開発
  • フロー合成を活用したビスピロガロールアレーンの一段階合成の開発
  • ビスピロガロールアレーンの金属配位結合6量体分子カプセルを用いた3次元構造体の設計と期待される物性の評価